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落語と北浜散歩
5月13日(金)

今日遊ばなければいつ遊ぶの!というようないい天気の日。
ふわっとした春風の中、北浜へ。

前から行ってみたかったカレー屋「カシミール」へ。
カシミールへの道のりの険しさは有名で、
営業時間は昼のみ。さらに、時間通りに開店しないこともあったり、基本的にいつも開店前から人が並んでいるし、席はカウンター10席ほど。
おまけに注文が入ってからスパイス炒めたりして作る上に、一度に作る数は3皿分ほど。
そうなもんで、当然回転が悪くてすごく待つ店、それがカシミールなのです。

でも一度は行ってみたいと思っていたのでついに実行しました。
第二クール先頭組で着席。ミックスのビーフを少なめでオーダー。
と、角をはさんで斜め前のお客さんに見覚えあり。
あの黄色い眼鏡は・・・松尾貴史!!
でも確信が持てなかったので、注文の声に耳をすましてみる。
と、やっぱりその声は松尾貴史!!
カシミールまでわざわざ食べにくるなんて、やっぱりいろいろこだわっている人なんだなあと思ったけど、後で、カレー大好きで自分でカレー屋まで始めてしまった人だという情報を聞いたので納得。
一緒に行った友達二人は全然気づいていなかった。

肝心のカレーは、スパイシーな、好きな人は好き、という味。
噂どおりおいしかったけど、私の好みのカレーではないかな。でも食べれてよかったです。

落語と北浜散歩_f0239107_1515943.jpgさて、その後は繁盛亭で初落語。ついに私にもこの時が!

前々から興味はあったけど、M嬢が誘ってくれなかったらさらにデビューは遅れていたでしょう。感謝。
さて、落語。
楽しめなかったらどうしよう・・・とちょっと不安だったのだけど、全くの杞憂でした。

めっちゃおもしろかった!!!!

普段から、友達におもしろかった本とか映画の話を聞いたりするのが好きな私。
それをすごく話上手な人から聞いているような感覚。

古くは幼少時代大好きだった、本の読み聞かせをしてもらっている時のわくわく感。
もっと型にはまったものかと思ったら、落語家の個性がでまくっていて、その人の人間味も感じられるし、笑いのセンスも全然古く感じないし、
とにかくおもしろいー!!

特に気に入ったのは桂三歩という人の「神様の御臨終」という演目で(この演目名調べるのに苦労した・・・)、調べると、桂三枝の創作落語だそう。
20世紀の臨終に立ち会う、という斬新な設定。

そして、それだけでも十分楽しかったのに、ミラクルが起きたのです。

なんと、トリに笑福亭鶴瓶登場。
えー!まさかの初落語で鶴瓶師匠!
なんでも、落語協会の会議が午前中大阪であって、その流れで急遽出演することになったらしいのです。
なんてラッキーな。
松尾貴史からのこの流れ。なんだこれ。

鶴瓶の演目は人情もので、泣いてる人もいました。
笑いはほぼなかったけど、それくらい引き込まれる話っぷりでした。

大満足で繁盛亭を後に。


そこからすぐ近くの、前から行ってみたかった時色へ。
思ったより静謐なかんじではなく、楽しい感じでよかったです。
店主さんも、絶対静かな女性かと思いきやとてもかんじのいい男性で。
おいしくチーズケーキをいただきました。

その後、中之島のバラ園を散歩。
夕暮れ時で、風が気持ちよく、バラも満開でなんだか最高。
ふわりふわりと歩く。
この辺り、大阪市内で一番好きかもなあ。

それからM嬢に「FOLK」というすごーーくいい古本屋に連れて行ってもらい、興奮しつつ、ノストラに移動。
もう一人のM嬢が合流して、全然甘ったるくない女子トーク。
それはもう、荒野のテントでお酒を飲みながら話しているような、甘くないけど、楽しい時間でした。

楽しい一日でした。幸せ。
by shizuka-irutokoro | 2011-05-14 15:32 | イベント | Trackback | Comments(0)


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