これはもう何度も言っているかもしれませんが、
延岡市に住んでいて、悲しいことは二つ。
1、無印良品がない不安
2、大好きな単館系映画を観に行けない
細かいことを言い出せばキリはないですが、それはどこに住んでいてもあることで、
しかしそうはいっても概ねこの土地に不満はありません。
ただ上記2つがほんとに嫌だ!
というわけで、大阪に帰るとどうしても何か映画を見なくてはと焦るのですが、
今回は年の瀬に「マイ・ファニーレディ」を見ました。
前情報的にも、傑作ではなくまあまあだろうなと思っていて、
結果的にたしかに傑作ではなかったけど、
年の瀬に見るにはふさわしい、楽しい映画でした。
内容はいわゆる三谷幸喜系ドタバタ群像劇なのですが、
ちょっとしたところがひねりが効いててよかったな。
昔はぜんっぜん好きじゃなかった主役のオーウェン・ウィルソンのこと、
最近じゃあ見ると、久しぶりーって安心するような存在になってきました。
さくっと短めのこの映画を見て、
映画館を出た瞬間さっとタクシーを拾い、数分で予約してくれていたお寿司屋さんに着き、
カウンターに座り、あれよあれよというまにテーブルにビールとゆびきが出ていて、
乾杯して食べ始めたはいいけど、
「ワープしたみたいでなんか心がついていかん・・」
といった友達の発言が笑えました。
その後行きつけの居酒屋で飲み直し、
私は酔いに任せてぐだぐだと悲しい出来事の愚痴を言い、
友達はなだめつつ、考えすぎだ、いやそんなことない、の押し問答、
その横で途中参加の友達が疲れて居眠りしだす午前2時・・
なんだかここもまだ映画の中のようだ・・と思いつつ夜はふけ、
翌朝、なんか楽しかったな〜としみじみ噛み締めた、
そんな年末でした。