カテゴリ:展示会( 31 )
おとろえぬ情熱、走る筆。 ピエール・アレシンスキー展
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国立国際美術館で見てきました。
おもしろかった。

何十年もの軌跡なので、ピュアなところからどんどん世界が広がり、時に不穏な空気があり、実験的な時期もあり、そして一周回って戻ってきたような最近の作品まで、
ぐるりと体感できた感じがあって、楽しかった。

そしてそれはいいのだけど、一つすごく気になったことがあって、それが絵の横に書いてある解説のような文章、それがものすんごく分かりにくかったのだ。

私は常々あれを書いている人の文章力には感動していて、キュレーターなのか、研究者なのか分からないけど、分かりやすくかつ叙情的に書かれた解説を楽しく読んでいるのだけど、
今回のはほんっとに読みにくかった。
どの解説にも素人が知らないような言葉や表現が出てきて、解説する気あんのか、と言いたくなる仕上がり。
あれはダメだと思う。

せっかく今まで知らない画家に出会えるチャンス、もっと的確に楽しめる情報を伝えてほしい。

最後に見た10分程度のドキュメンタリー映像は分かりやすくてよかった。



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by shizuka-irutokoro | 2017-02-21 09:47 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
ダ・ヴィンチ!天才の遺産 レオナルドと歩む未来展
グランフロントでやっていたのを友人と見に行きました。

幼少期買ってもらった世界の画家についての本で、ダヴィンチがのっていて、
そこには発明家としてのダヴィンチについての説明があったので、まあまあ前知識はあったのですが、
見てみて、まあその変人さを再確認。
天才発明おじさんといったところか。

「この人・・変人・・」と実感したのは、生涯にわたって書かれた鏡文字。
ダヴィンチはあらゆるメモを、ちょうど鏡で写すとちゃんと読めるような形の、
鏡文字で書いているのだった。
理由は諸説あるみたいだけど、左利きだったから、右から左へ、
筆記体を書きたかったのが理由ではないかなと思う。

なんにしても変わってる。
自分の世界観で生きていることが痛感できるエピソード。
ダヴィンチからしたら、え?反対なだけで全然読めるでしょ?って感じなんだろうなー

おもしろかった。

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by shizuka-irutokoro | 2016-02-01 22:12 | 展示会 | Trackback | Comments(1)
ヴォルフガング・ティルマンス個展「Your Body is Yours」
大阪にて行ってきました。

ヴォルフガング・ティルマンス個展
「Your Body is Yours」

ドイツの写真家の展示です。

まあはっきり言って難しかった。
抽象的なイメージ。
私が普段いる世界から遠い空気感。
うーむ・・これは・・分からん・・!!

と思いながらもずるずると進んでいくと、
なんとなーく感じてくるものもあった。

一言で言うならざわざわ感。
この世界はざわざわで満ちていて、耳を澄ませばうるさいくらいにざわざわしてる。
閉じるも自由、すますも自由。
でもその空気みたいなのはたしかに存在してて、

それが写っているなあ・・と。

私が前知識なしで感じれたのはこれくらいかな。

一緒にやっていた「他人の時間」展もまた、社会派で結構難しくて!
いや、歩きながら眉間にシワいったよね・・

ジョナサン・ジョーンズ《光落ちるウォール・ウィーヴ》という展示は良かったです。










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by shizuka-irutokoro | 2015-09-15 21:59 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
ガウディ×井上雄彦 展
これも5月上旬に行きました。
兵庫県立美術館でやっていたので。

夏にスペインに行く予定があるので、予習だーと思って。

ちゃんとしたガウディ展に行ったのは初めてだったので、模型とか見れてよかった。
一緒にスペイン行く予定のKさんと、ほうほうってかんじで、サグラダファミリアのできてない部分なんかもじっくり見れておもしろかった。

井上雄彦は・・そうだなあ・・これって客寄せパンダ的なことだよね、たぶん?
でもご本人は弁えられているというか、ガウディのこと尊敬しているのが伝わってきて、
もう全然並列で並べられるようなものではなかったですけど、悪い感じはしなかったです。慎ましくて。
絵はは本当にお上手でした。
ジャパニズム感じた。

兵庫県立美術館、久々に行ったけど、海が近くてよかったです。






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by shizuka-irutokoro | 2015-06-05 18:15 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
ノスタルジーファンタジー展
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あまり大きな声では言いたくはないのですが、ノスタルジー/ファンタジーというのはまさに私の表現のテーマではあります。

ので見てきました。@国立国際美術館。

いやーよかった!!
久々にちゃんとお金払って美術館に入った気がするのですが、なかなかよかったです!!
大作ぞろいでした。

いやほんとどれも、真摯にアートと向き合っている人たちのレベルの高い作品ばかりで・・
楽しかった。

ちなみにこの画像の作品、橋爪彩さんという方が描いた絵なのです。写真じゃないよー

他にも気になったのは、疲れた頃にはっと驚かされた小橋陽介さん、翌日思わずマネして絵を描いてしまった須藤由希子さん、家に飾りたい作品の北辻良央さん、パワーに驚かされた小西紀行さんなど。

いい展示でした。

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by shizuka-irutokoro | 2014-08-02 22:50 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
ジャンルー・シーフ写真展とミシュラン会
2月1日(金)
映画の日なので映画を見たかったけど、見たいのがなくて、
十三のBloom Galleryにジャンルー・シーフ写真展を見に行く。
とてもいいギャラリーだった。
そこにあったIMAという雑誌に心奪われ一心不乱に読む。
すごく良い写真雑誌。
欲しかったけど、出かける前だったのでやめた。
今度買おう。
淀川も気持ちよく、なんだかいい日。

その後ミシュラン会。
ミナミの「太庵」。
三ツ星だそう。
そのへんはよくわからないけど、おいしかった。
やっぱり和食が一番!
ごちです!
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by shizuka-irutokoro | 2013-02-03 17:58 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
鬼海弘雄写真展「PERSONA――東京ポートレイト、 インディア、アナトリア」
鬼海弘雄写真展を伊丹市美術館に見に行った。

微妙な場所で少し面倒くさかったけど行ってよかった…!


写真の技術は雲泥の差であることはもちろん認めた上で、
自分に近いスピリットを鬼海さんに感じた。

と思っていたらあーぼーも「しーに似てる…」と序文を読んで言っていたので、やっぱりちょっとは近いものはあると思う。

写真に、自分の中のノスタルジックなものを探しているという点とか。


それはともかく、やっぱり「PERSONA」には圧倒された。

しかし、社会的に個性的であると一般的には感じられる被写体たちは、私の目には人の代表として映った。まさに「PERSONA」だったのだ。

驚いたことといえば、たいていの写真はネガティブかポジティブかのどちらかの印象を見る人に与えるもので、もっと分かりやすくいえば陰か陽かにだいたいざっくり分かれるものだと思うのだけど、
「PERSONA」は、そのどちらでもなかったこと。

というか、写真に写っている人たちは、不幸そうにも幸福そうにも見え、悲しみと喜びを背後にたたえていた。
大げさな言い方なようだけど、本当にそうだった。

それがなんとも不思議だった。
だけど、本来、人はそういうものなのだ。

私は今まで、決定的瞬間にわりとこだわってきたけど、本当に撮りたいものはそのむこうの普遍的なものなのだとまた気付かされた。

とてもおもしろかったです。

美術館も初めて行ったけどいい美術館でした。
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by shizuka-irutokoro | 2012-12-10 21:57 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
ナナツモリ写真教室「とびら」卒業制作展GIFT
ナナツモリという奈良にあるおっしゃれーでかわいい写真とカフェのお店。

そこの写真教室に友人が通っていて、この度卒展があるというので行ってきました。

「とびら」という初心者コースの卒展ということで、どんなかんじなんだろー
と見に行ってみたら、

びっくりしました。。

写真のクオリティももちろん、全ての完成度が高くて。

総勢37名の思いとパワーの作用もあるのだろうけど、
うーん、正直比の打ち所がないような…

写真も展示もド素人のくせに勢いで写真展を何回かやっている私には、
展示会の完成度を上げるステップがどんなにか大変なのかよーく分かるのです。

そしていろいろな写真、いろいろな方向性のものがあったけど、
すっかり写真が目的ではなく手段となって、使いこなせているところに驚きました。

やっぱり真摯に向き合えば人は勢いつけて階段登れるんだなあと思いました。



それはそうと、また何必館で今おもしろそうな展示がやっています。
マルク・リブー展

行きたいけど行けるかなー。
土曜日京都で友人の結婚式なのですが、式前にドレスで見に行くのはどうだろうか…うーむ。
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by shizuka-irutokoro | 2012-04-01 00:32 | 展示会 | Trackback | Comments(2)
草間彌生 「永遠の永遠の永遠」
昔の作品も見れると思っていたので、見れなくて残念でした。

数年前に雑誌penの草間彌生特集を見て、過去の作品、特に2次元のものに衝撃を受け、
すごいこの人…と思ったので、それらが見れたらいいなと思っていたのですが、
比較的最近の作品(ここ10年くらい?)だけでした。

好みではない作品の数々…でも好き嫌いじゃない圧力を感じる。
「魂の灯」はよかった。

やっぱりざくっとでも何十年間かの流れを通してみたかったなあ。

といっても、過去に何度も展示会はあっただろうに、行ってない私が悪いのだけど。


最初に展示されている彼女の言葉が全てを物語っている。


(前略)
花咲ける今の心は孤独に打ちのめされても
わたしは芸術の盾を持って
もっともっと人間としてのぼりつめていきたい
宇宙の果ての果てまで、心の高揚にすがりついて
生きて生きていきたいと祈る



これほどまでにシンプルで分かりやすい、まっすぐな言葉もそうないというほどに、
直球の、強く美しい心。

何事においても「なんのために」かを自らが知り、自らが制し、自らが願うことのできる、
そういう人間の強さを見せつけられた展示でした。
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by shizuka-irutokoro | 2012-03-13 15:26 | 展示会 | Trackback | Comments(0)
1月28日(土) ロベール・ドアノー@何必館
京都の何必館にロベール・ドアノーの写真展を見に行きました。

ロベール・ドアノーは昔写真集で見たことがあって、
写真も好きだけど、その写真集に書いていた言葉がすごく気に入って、そのページをコピーしてしばらく持ち歩いていました。

この溢れんばかりの豊かさを提供してくれる世界で自分を見失わないために、
私が生み出したゲームの規則がユーモアと慎みだ。
これらは、超えてはならない境界を私に示してくれる。

結果として私の写真には絶対的な客観性がない。
この偽りの記録の最も素晴らしい長所は、
社会からはみ出した人々に光をもたらすことだ。


というの。

写真は、ブレッソンと似ているけど、ブレッソンより少しだけコンサバティブなかんじがして、それゆえ取っ付きやすいかんじがします。

いずれにしても私はこういう写真大好き。

それにしても初めて入った何必館、館長の実力を感じるなかなか魅力的な美術館でした。

そして今HPを見てみたら、館長の言葉が載っていて、


人は定説にしばられる。
学問でも、芸術でも人は定説にしばられ 
自由を失ってしまう。
定説を「何ぞ必ずしも」と疑う
自由の精神を持ちつづけたいという願いから
「何必館」と名づけました。
何必館が美へのささやかな貢献となればと希っています。



とあって、
うーん、なんだかタイムリーな言葉!
「何ぞ必ずしも」っていいね!
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by shizuka-irutokoro | 2012-01-29 14:14 | 展示会 | Trackback | Comments(0)