カテゴリ:映画( 54 )
ラ・ラ・ランド
まず、この映画のタイトルは上手につけてるなあと感心。
「陶酔」って意味と「ロサンゼルス」っていう意味がある言葉だそうで、
覚えやすいしキャッチーだし意味もあってるし、うーむぴったりだ。

さて、この映画、ちょっと複雑すぎて簡単には語れない。

見ている時→見た直後→しばらく経ってから、
でどんどん感想が変わって難しい。

以下がっつりネタバレします。(いつもだけど)


見終わって数日経って、結論としては
・とりあえずミュージカルではない
・最高に皮肉をちりばめて作られた斜に構えまくった作品である

ということで私の中で落ち着いてます。
上を踏まえると、うーん、手放しで素敵な映画だなあとは思えないのが正直なところ。
でもなんだか無性に語りたくなってしまう要素もたしかにある。
仕掛けもいっぱいありそうで、もう一回見たいとも思っている。

そう思う理由はおそらく、「違和感」。
とにかく違和感ありありの映画なのです。

・違和感その1
前半だけとってつけたようなミュージカル調である。
しかも歌もダンスもあんまり上手くなく、凝ったカメラワークに楽しいと言わなければいけないような威圧感と、しかし本音ではやや退屈で、気持ちの持って行き場に戸惑う。
(乗り切れない気持ちの中で、ボリウッドのキレキレのダンスなどを思い出しつつ、それとのレベルの差を嫌でも感じてしまった。)

素敵なポスターになっていたタップダンスの場面も、実際はいまいちで映像的にもそれほど素敵とは思えないシーンだった。
展望台のシーンも・・・いまいち・・。
(今思ったけど女優志望なのに「理由なき反抗」見たことないってのもおかしい・・!)

・違和感その2
ライアン・ゴズリングが実際にピアノを練習してのぞんだ、というのは事前に聞いていて、
それはすごいと思うけど、あきらかに手つきがたどたどしくてちょっと気になった。

・違和感その3
そして、その前半の妙なミュージカル調は、後半になって急に影をひそめる。
街行く人も主役も、誰も歌わないし踊らない。
もはやミュージカルだったことは忘れてしまいそう。

急にリアルな恋愛劇が始まり、前半魅力的ではなかった主役の二人が急に生き生きし、
こちらもぐっとのめり込む。
喧嘩の場面なんて最高にリアルだし切ない。
ライアン・ゴズリングの表情もめちゃくちゃいい。

・違和感その4
作品中では主役がやりたくもない今風の音楽、とされているバンドが、
歌もうまいし、曲も普通におしゃれ。たしかに、だからこそ売れてそうだった。
誘ってくれたキースはいい奴なのに、映画の中での扱われ方があんまりよくない。
これも違和感。

・違和感その5
すっかり忘れそうになったミュージカル風演出だけど、最後、ミアのオーディションでの創作語りという大事な場面でまた急に差し込まれる。
しかしその歌は前半のはりぼて感と違い、心を打つ、上手くはないけど、魂のこもった歌だった。(美輪明宏のヨイトマケの唄を思い出した。)

ーーー

この1~5の流れを経て、ラスト、
誰しもがぐっとくるような、今風の、映画らしい切ない結末で締めくくられる。
存在しなかったキラキラのifの世界。めくるめく妄想ファンタジー。
吸い込まれるような切ない時間。二人の愛の形・・

はー夢を追うって・・成功って・・
二人は人生で大切な一時、たしかに愛し合っていた・・!
たとえ道は別れても〜〜!!
は〜・・セブ!!!
キュンキュン!


・・・と見終わってしばらくは、切ない気持ちでいっぱい。

が、しばらくして、落ち着いて、
あれ?結局ミュージカルじゃなかったってことでいい・・?
と違和感その1に戻る。
そして違和感2へ・・3へ・・・以下同文。

ざっとこんなかんじ。


この違和感を自分の中で消化しきれず、色々レビューをさまよったりしてて、
それで、それ私が言いたかったこと・・!みたいなレビューも何件かあったおかげで、
自分の中の答えがでました。

あの違和感・・わざとですか・・・?
全部意図的ですか・・?
もしや、皮肉とピュアを混ぜ混ぜにしてこちらを撹乱させている・・・!?


・・いや分からないですけどね、本当に色々な見方があると思うし、
私一回しか見てないし。

でもたしかに完全に違和感があって、それは作為的だったではないかしらん。

だってミュージカルとして普通に楽しめたり感動するなら、もっと素敵な作品いくらでもある。
「雨に唄えば」とか「サウンドオブミュージック」とか。
インド映画もだいたい楽しいダンスと歌が入るし。

でもこれはあきらかにそれではなかったし、はなからそうするつもりなんてなかったんだろうなーと今は思う。
あの監督がそのクオリティの違いに気づいていないわけがない。
結局、シンプルに美しく味わい深い映画は話題になりにくく、違和感あるくらいの方話題になるんでしょ、って言われている気がする。

なんなら、作中でオマージュに使ってる古典映画を見てない人のことをバカにしているふしすら・・(私も大半は見てない)
古典を知らない最近の若者はこういう作品に食いつくはず、みたいな。(そして予想通りヒットして、ほらやっぱりという得意げな監督・・!)

さらにいえば一男性の立場から、私たち女性全般をなにかしら責めている・・!?
愛と成功を、理想と現実を、バラバラに考えられて、結局いつだって自分が輝くことにこだわる私たち女性全般を・・・!?

そう思い出すと、なんだかほとんどのものを鼻で笑われている気分・・!

いや、分からないですけどね・・!!


けど、監督のデイミアン・チャゼルはハーバード卒の秀才だし、
ただのピュアで情熱的な映画オタクなだけではないはず・・
ちなみに私、彼のインタビューの言葉はあんまり信じていない・・
絶対本心は言わない人な気がしてます。

って思う私もひねくれてるかもしれないけど、
まあそういう見方をしたほうが楽しめる映画だったということです。

皮肉とピュアをごちゃ混ぜにしているのでは、というのが私の見解なわけだけど、
ピュアな人にはピュアなところだけが、皮肉屋には皮肉な面だけが目につくように作られているのかもしれません。

もしそうだとしたら、すごく実験的な、おもしろい作品だと思う。
ただ好きかどうかと言われたら、うーんってなっちゃうのですが。

二回目見たらまた感想も変わるかも。




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by shizuka-irutokoro | 2017-05-29 19:36 | 映画 | Trackback | Comments(0)
しゃぼん玉
林遣都と市原悦子主演の邦画。

これ、ロケ地が私が取材していた椎葉村なのです。
というわけで宮崎では結構なロングラン上映してまして、先日見てきました。

林遣都の演技に脱帽。
すごくいい映画です。

ただ私は・・・
実は原作の小説を読んでしまっていて、
ものすごーく原作に忠実な映画だったので、話の展開を全部知ってしまっていたのが残念・・
展開を知らなければもっとおもしろかったとは思う。

椎葉の風景を映像で見てみたい方はぜひ。

この映画で描かれた村の人の強さや優しさが、決してファンタジーではない、
リアルにありえることだと私は知っている。

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by shizuka-irutokoro | 2017-05-17 09:46 | 映画 | Trackback | Comments(0)
この世界の片隅に
これはどういう映画かと言われたらやはり紛れもなく戦争映画なのだと思う。
戦争映画に対して自分が言うことはどれも陳腐に感じてしまうし、実際陳腐なわけで。
戦争、あかんなあ・・嫌やなあ・・とかそういうことなのだけど。
だから感想ではなく、この映画を見た一つの体験を書こう。

私はこの映画が終わった時、結構なショック状態で、すずちゃんの身に起きたこととか、その他いろんなことが本当にショックで、悲しくて、今もちゃんと思い出そうとすると悲しみの中にどーんと突き落とされるようで、
もし一人だったらしばらくずっとそこでショックさに泣いていたかなと思う。

だけどそういうわけにいかないので、これは映画で、私は今現代に生きていて、ということを必死で思い出して、ばんごはんのこととかを思い出して、ようやく抜け出すことができた。

それで、そうだろうなと思っていたけど、しばらくしたらすっかり悲しい気持ちは忘れていて、自分の日常のことで頭がいっぱいで、次の日も普通に生活していた。
だけど、そんな中ふと頭に浮かんでくるのが、映画の中の楽しかった、かわいかった、笑えた、数々の場面とすずちゃんの声なのだった。
もう怖いことはあんまり思い出さない。
だけどすずちゃんのことはよく思い出す。

それが私の体験。

私たちは本当に恵まれている。今の日本人は本当に恵まれている。
恵まれているのであれば幸せでありたい、あるべきだと思う。

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by shizuka-irutokoro | 2017-03-02 09:19 | 映画 | Trackback | Comments(0)
ザ・コンサルタント
せっかく大きな映画館のある場所に行くし・・ってことで吟味して、まあ見るならこれか・・と思って見たこの映画、
うん、面白かったかどうかと言われたら、おもしろかった。
けど変てこな映画だった〜!
ほんと一言で言うと、変!!

自閉症で心にトラウマがあって腕っ節が強くて敏腕スナイパーで、しかし数字にめちゃくちゃ強く裏社会にも精通している、本業は会計士、という主役。
書いてるだけで改めてどえらいつめこんだな、と思う。
何か二つほど削ってみてもよかったのでは・・

そして、上記の設定をまずざっくり考えて、それから7つくらいに場面を区切ってそれぞれ違う人が担当して演出したような印象。
さっきまでシリアスだったかと思えば、えらいコミカルになったり、重い雰囲気に包まれたかと思ったら急にスタイリッシュで軽快なトーンになったり、
な、なんか一体これはどういうテンションで見れば・・!?と戸惑いながらも、役者の演技はなかなかみなさん味わい深く、話の展開は気になるし、場面場面は引き込まれるから飽きないというか・・
いやー世の中いろんな映画がありますね。

感想は、「おもしろくて整合性もとれて後味もいい映画はなかなかない」です。
今回のは、まあおもしろいけど整合性はとれなくて後味はそこそこ、でした。


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by shizuka-irutokoro | 2017-02-14 09:14 | 映画 | Trackback | Comments(0)
「君の名は」
見たよ、見ましたよ。
私あんな大きいシアター久々に入りました。いつも小さいところが多いので。
しかもそれが満席。すごいね。

いやー日本のアニメーション技術すごい。
そして日本人はアニメ好きだなあ・・としみじみ。

内容は純度100%。キラキラさがすごい。
ツボにどハマり!ってわけではなかったけど、久々にこういう綺麗なもの見たな、っていう気持ちです。
疾走感もよかった。どうなるんだろ〜って最後までおもしろく見れました。


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by shizuka-irutokoro | 2016-10-31 09:51 | 映画 | Trackback | Comments(0)
「スティーブ・ジョブズ」(監督:ダニー・ボイル)
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2月に公開されたこの映画ですが、6月下旬の今、延岡でやっています。
見たかったので嬉しかった。

見る前に一応ネタバレなしのレビューチェックを・・と思ったらなんとものすごい二極化のレビュー。
退屈で寝てしまったという声多数の一方で、最高傑作と書いている人もあり。
しかしやや退屈が優勢。
これは・・どうしようかな・・と迷ったのですが延岡での数少ない娯楽、しかも監督がダニーボイルなら見ても損はなかろうと見てきました。

延シネは本日も私一人。ど真ん中に座る。
始まるのを静かに待っていたら、何者かの気配がしたので、げっゴキブリ・・!?と思って見てみたらなんと蟹!!サワガニみたいな小さいやつ。
心の中で、わ〜〜と叫ぶ。
写真撮ろうとしたら気づかれてサカサカサカ〜と逃げられてしまいました。


さて映画。
結論からいって、めっちゃくちゃおもしろかった・・・!!!!
見終わって一人深く感動・・
思わず終了後ドアを開けにきたスタッフに「これ見ました?」って声かけそうになったくらい。

いやーーーこれ退屈って人って・・・どんな映画がおもしろいんだろうか・・謎・・・

たしかに、最低限のジョブズの情報はあったほうが入っていきやすい。
wikiレベルのやつ。
養子だったことや、大学中退したことや、ガレージからスタートしたこと、一度アップルを追い出されたこと、などを全く知らずに見るとついて行きにくいかも。

だけど「字幕読むのに疲れた」って書いてる人めっちゃいたけど、この程度の字幕ついていけないってそれはあなた普段から文字読む習慣なさすぎよ!もしくは動体視力・・!

いやそれにしても!!
ジョブズはたしかに実際は人格として欠点が多かったかもしれないけど、この映画見ても嫌なやつだとは全然思わなかった。変人だけど。
アカデミー賞にノミネートされた主演のジョブズ役の人(たぶん初めて見た)、素晴らしすぎる。
そして助演女優賞にノミネートされたケイト・ウィンスレット。
タイタニックのあの人ですが、全然気づかなかったけど、めっちゃよかった。すっかり大女優に・・。

とにもかくにも私はもう一回見たいくらい気に入りました。

言い争い嫌いの日本人には受けが悪いのだろうか、でもアメリカでもいまいち興行収入はふるわなかったそう。
マニアックな映画なのかもしれない。

私別にアップルのファンでもないからずっと大きな声では言えなかったけど、
やっぱり私はジョブズがこの世にいないのが残念でしょうがないです。
あの強烈なカリスマ、そしてアーティストである彼が。
本当に、あともう少しだけでいいから長く生きて欲しかった・・


この映画の最初の方(1984年)で、ジョブズの娘が初代Macintoshを自由に触っていいと言われて、お絵描きソフト(MacPaint)で 絵を書いて、それを見たジョブズが嬉しそうに「みんなまずそれをするんだよ」って言う、
という場面があるのですが・・(そしてそれを⌘Sで”名前をつけて保存”、今と同じ・・!!)

私が高校入学したのがたしか1998年、その時あのカラフルなiMacが発売されて、iMacがくるくるまわりながら踊るようなCMを見て、めっちゃおしゃれな掃除機か?って思ったけど、コンピューターだということが分かり、あんなかわいいコンピューターがあるのか・・!?あれがほしい!と親にねだった。入学祝いで買ってくれと。

父親はwindowsがいいと渋ったけど、結局買ってくれて、私は分からないなりにも毎日それを触ってて、やっぱり最初にやったのが絵を描くことだった。

背景をグラデーションにしたり、ドットの模様をつけたり、本当に自由自在に描けてめちゃくちゃ楽しかった。

私は機械音痴で今でもパソコン関係はちんぷんかんぷん、って人間だけど、そんな私があんなにどんどん楽しくさわれたiMacってやっぱりすごいよなーって思うし、あの楽しさは今でもなんとなく心の中に残っている。

私は最初幼児歯科(アニメ見ながら治療される)に連れて行ってもらえたおかげで、今も歯医者が全然嫌いじゃないのですが、
何がいいたいかというと、やっぱり出会い方って大事という話。
私が初めて出会ったパソコンは、ハローってたしかに私に手を差し伸べてくれた。

もうそれが15年以上も前の話で、もはやひと昔どころではないふた昔前の話か・・とか思うとちょっと感傷的になってしまうけど、
ああなんか、やっぱりアップルありがと〜!ジョブズも、そして周りのふりまわされた有能な方達もみんなありがと〜!みたいな気持ちになった、そんな映画でした。



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by shizuka-irutokoro | 2016-06-25 14:28 | 映画 | Trackback | Comments(0)
ゴーストワールド
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好きすぎた。

というか、なぜこれを今まで知らなかったのか・・
こんな素敵な映画がこの世に存在していたなんて・・!
見てなかったことを後悔・・私としたことが!!!

でも公開が2001年だから、15年前・・
つまり私は17歳で、現役バリバリで奈良でイーニド(主人公)してたから、その時見てたらどう思ったのか・・
ちょっと予想できず。落ち込んでそうでなんだか怖い・・だからやっぱり今でよかったのかも。

とりあえずその当時も映画は好きで見に行ってたけど、行くとすればワーナーマイカルとかで、単館映画にまでは足を伸ばせてなかった(知らなかった)から、きっとこの映画には出会えなかったのでしょう。

それはそうと・・
怖いタイトルだけど、ホラーではありません。
きゅんきゅんヒリヒリの青春映画です。

ストーリーは横に置いておいても、ファッションがかわいすぎる!
今見ても本当におしゃれ!
真のおしゃれは時代は関係ないのだなと映画を見てるとよく思う。
全部好きだったけど、一番好きだったのはセーラーかな・・あれ欲しい。

さてさて、中身については深くは言及しないけど、
見終わってから恒例のレビュー漁りをしていたら、「全くおもしろくなかった」「理解できない」みたいな人がいて、
そうかーーそういう人もいるんだな、そりゃいるか・・と納得と同時に、そのどなたかのことが羨ましくも感じた。
これをつまらないって思える人生って・・楽そう・・
いやまあその人にはまた別のご苦労があるのでしょうが・・ある側面では圧倒的に楽そうだ。

また、「これは一般人には受けない、これを好きな人はマイノリティだ」って書いている人もいて、
その比率の真偽は分からないけど(だってyahoo映画でも結構評価高かったし、好きな人の方がマジョリティなのでは?とも思ったり)、
いずれにしてもかなりお好みが分かれる映画であることは間違いなさそう。

私は完全にツボでした。

ラストはちょっと意味深で、バッドエンドなのかどうなのか、という話もあるようだけど、
私は、切なくはあったけど、バッドエンドとは到底思えなかった。
かっこいい終わり方だと思いました。




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by shizuka-irutokoro | 2016-04-14 20:30 | 映画 | Trackback | Comments(0)
映画3本「カイロの紫のバラ」「バルフィ!」「ヘルプ」
全部DVDで見ました。

まず「カイロの紫のバラ」

完璧でした。文句無しの名作。

映画を愛する人なら、この世界に酔える人なら、
そしてロマンチックで、シニカルと見せて実は誠実なこの映画のスタンスに共感できる人なら、
大切な1本になること間違いなしでしょう。
というか映画好きはきっとみんな見てるね・・遅かった・・

見終わった今となってはこのタイトルも、なんともいえずいいなあとしみじみ・・

映画館で観たかった〜〜


続いて「バルフィ!」

インド映画ということでもっと華々しいものを想像していたので、
少し肩すかし感あり。

こういう話にするなら、普通の映画みたいに2時間でまとめてほしいなあというのが正直な感想。
この空気感で150分はちょっと長い。

「人生に唄えば」というサブタイトルがついているところを見ると、やっぱり「雨に唄えば」をかなり意識しているはずで、
それはつまりキートン映画=耳も聞こえず言葉も話せないバルフィ、と重ねているのだと思うけど、
ならば逆にもっと洒落を聞かせてダンスとか入れてくれてもよかったような気がするなー

とはいえ読み取り方でこちらの気持ちも随分変わる、なかなか奥深い映画。
試されているようでもある。
映画館で集中して見たらまた違ったかも。


最後に「ヘルプ」

これめちゃくちゃ評価が高くて期待したのだけど、
たしかに普通におもしろかった。
人種差別問題をテーマにした映画。

実話が原作ということで、テーマと内容に関しては文句なし。
テーマは重いけど、暗い雰囲気じゃないのもよかった。

でもだからこそ、もう少し細かいところを詰めてもよかったのでは?と思うところがいくつか。
ぐっときそう・・なのにあと一声詰めが甘いような・・
一場面ごとにはすごくいい場面があるのに、つなぎ合わされた印象。
うーむ、惜しいな〜〜

とりあえずエマ・ストーンの顔が土屋アンナに似ているなあ・・と見ている間ずっと思っていた。

すごく好きだったところが一つあって、
それは学校で男子にブスと苛められていた主人公に、母親同然のメイドさんがするアドバイス。
「毎朝目が覚めたらこう唱えるのです。『私は今日、あの馬鹿どもの悪口を信じるのか?』と。」

自分にまっすぐに問いかけたら、いやそんなくだらないこと気にしなくていいやって思えること、結構ありますよね。

この場面が本当に素敵だったからこそ、このメイドさんとのその後の流れはちょっと納得いかないところがあったな・・・


ツタヤで100円で借りてiphoneに入れて、空いた時間に見るっていうのをしているのでジャカジャカDVD見れている今日この頃です。



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by shizuka-irutokoro | 2016-04-12 21:40 | 映画 | Trackback | Comments(0)
サイダーハウスルール
ずーーと見よう見ようと思っていてついに見れました。
今更感満載ですが。

監督は「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム。
なんとスウェーデン出身!シラナンダー

ギルバート・グレイプはやっぱり私の中では特別な映画です。
どのジャンルにも属さない。
暗いけど、暗くない。
息苦しさと、吹き抜けるような爽やかさ。
不思議な、本当に忘れられない、いつも心の中にあるといってもいいくらいの特別な映画です。

それで「サイダーハウスルール」。
流れる空気感はやっぱり同じで、静謐で、丁寧で、泣きたくなる人間賛歌。

ただ、監督が同じでDVDのジャケットが劇似でもギルバート・グレイプは原作はピーター・ヘッジズという人で、サイダーハウスルールはジョン・アーヴィング。
どちらの映画も著者本人が脚本も手掛けてて、それがいいんだと思う。
そしてちゃんとその差が出てます。

ピーター・ヘッジズについては全然知らないのですが、ジョン・アーヴィングはがんばって「ガープの世界」を読んで、なんとなくカラーは分かります。

ということでやっぱり私はギルバート・グレイプ派。
サイダーハウスルールの方が実際に起きることがヘビーで、それがいくら優しく美しい視点であっても、やっぱり気持ちが沈みます。
それを美しく軽やかに描くってのが醍醐味なんだろうけど。
いや、まあギルバート・グレイプもヘビーといえばヘビーか・・
でも激しくはない。
アーヴィングは激しい。

あとやっぱり終わり方が圧倒的にギルバート・グレイプの方が好きかな。

とはいえ「サイダーハウスルール」、良かった。
音楽がすごくきれいで。
映画の空気感を作るのに一役どころではなくかっていて、あの音楽ありきですね。
見てよかった。

しかしこんな素敵な二作を撮った監督が、あのここ数年見た中で一番の駄作「砂漠でサーモンフィッシング」を撮っているのだから、分からないものだ・・
脚本に忠実なのかな・・

--------

ところで優しさに泣きたくなるといえば、bonobosの「三月のプリズム」。

曲は知っていてなんとなく好きだなってくらいで、歌詞を全然知らなくて、
この度3月11日にラジオでかかっているのを聞いて驚いた。

bonobos、というか蔡 忠浩、すごいかも・・・・


なきべっちょらにずっと降り注ぐのが良いことばかりであることを願い
わたしたちは歌おう、
悲しみにドッコイセェと土を盛り
そして、千年の一瞬を狂った渚にまっさらなあかりがつくのを見よう

時間の速すぎる流れにも意味があるというのか
想い出もぶっちぎるほどに速く訪れる、無遠慮な未来にさえ

わたしたちは歌おう、
悲しみにドッコイセェと土を盛り
そして、千年の一瞬を狂った渚にまっさらなあかりをつけよう

(bonobos/三月のプリズム)


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by shizuka-irutokoro | 2016-03-15 18:12 | 映画 | Trackback | Comments(0)
オデッセイ
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火星に一人取り残された!!って話。

延シネこと延岡シネマで観ました。
徒歩10分の映画館。
最高!とはいえないけど、でもあってよかった。
ありがとう延シネ。

大阪にいたら、これは映画館には見に行ってないかなと思ったけど、
逆に映画館でよかったかなと思う作品。
映像がきれいだったので。
話は退屈はせず楽しめた。

でもやっぱり不朽の名作アポロ13には敵わないね・・!!

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by shizuka-irutokoro | 2016-02-23 19:40 | 映画 | Trackback | Comments(0)